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macOS向けアプリ「CB Interaction Viewer」公式ブログです。使い方や更新情報を発信しています。CB Interaction Viewerは、モバイルシミュレータ( Xcodeシミュレータ )で動作するモバイルアプリでBLE(Bluetooth Low Energy)デバイスとの実通信を実現するアプリです。 アプリ入手 → https://apps.apple.com/jp/app/cb-interaction-viewer/id6757977616?mt=12 X(Twitter) → https://x.com/CBIViewer

CB Interaction Viewer概要

目次


CB Interaction Viewer の概要


BLEアプリ開発の課題

 通常、Xcode のシミュレータ上で動作する iPhone / iPad アプリは、Mac に内蔵された Bluetooth 機能を使って実デバイスと直接 CoreBluetooth 通信を行うことができません。そのため、BLE 通信を含むアプリの開発やデバッグでは、実機を常に接続する必要があり、開発効率や検証の自由度に制約が生じます。CB Interaction Viewer はこの課題を解決します。

CB Interaction Viewerで出来ること

 Xcode のシミュレータ上で動作する iOS / iPadOS アプリの CoreBluetooth 通信を Mac の Bluetooth を経由して実デバイスと接続することを可能にし、シミュレータ環境でも BLE 通信テストを行えます。さらに、アプリとデバイス間で行われる CoreBluetooth の通信内容をテーブル表示で可視化することで、

  • Peripheral の検出・接続状況
  • Service / Characteristic / Descriptorの探索
  • Read / Write / Notify のやり取り
  • 通信タイミングやデータ内容の確認

といった BLE 通信の挙動を直感的に把握できます。

 これにより、「なぜ接続できないのか」「どの Characteristic で失敗しているのか」「どのタイミングでデータが送られているのか」といった問題を、高価なBLEプロトコルアナライザやコンソールログに頼らず確認でき、CoreBluetooth を用いたアプリ開発・デバイス開発のデバッグ効率を大幅に向上させます。

 CB Interaction Viewer は、BLE デバイス開発者、iOS / iPadOS アプリ開発者、アプリUIテストを行うエンジニアを主な対象としたツールです。

シミュレータ上のCoreBluetoothを中継するCB Interaction Viewer
CharacteristicのReadで読み取った値を表示確認

導入例・ユースケース


1. BLE デバイスと連携する iOS / iPadOS アプリ開発

BLE センサー、ウェアラブルデバイス、IoT 機器などと連携する iOS / iPadOS アプリでは、CoreBluetooth を用いた通信処理の検証が不可欠です。

CB Interaction Viewer を利用することで、シミュレータ上のアプリから実デバイスへ直接 BLE 通信を行いながら挙動を確認でき、実機接続の手間を減らしながら開発を進められます。

特に以下のような場面で効果を発揮します。

  • 接続・切断を繰り返す挙動の検証
  • 複数の Service / Characteristic を扱う複雑な BLE 構成の確認
  • 通信順序や初期化処理の問題切り分け

2. CoreBluetooth 通信のデバッグ・トラブルシューティング

CoreBluetooth を利用した開発では、「通信できない」「値が取得できない」といった問題が発生しがちです。

CB Interaction Viewer では、BLE 通信の流れを可視化できるため、

  • Service が正しく発見されているか
  • Characteristic の UUID が一致しているか
  • Read / Write / Notify がどのタイミングで呼ばれているか
  • どこで通信が止まっているのか

を一目で把握できます。ログだけでは追いづらい問題も、視覚的に確認することで原因特定を迅速に行えます。

3. シミュレータ中心の高速な UI / ロジック開発

UI やアプリロジックの開発をシミュレータ中心で進めたい場合でも、CB Interaction Viewer を使えば 実デバイスとの BLE 通信を伴う動作確認が可能です。

  • UI 実装と BLE 通信確認を並行して進めたい
  • 実機を複数人で取り合う状況を減らしたい
  • 開発初期から実デバイスとの通信を検証したい

といったケースで、開発効率を大きく向上させます。

4. BLE 通信仕様の確認・教育用途

CB Interaction Viewer は、BLE 通信や CoreBluetooth の仕組みを学ぶ用途にも適しています。

  • CoreBluetooth の基本的な流れを理解したい
  • BLE 通信仕様をチーム内で共有・説明したい
  • 新メンバーへの教育やレビュー時の補助ツールとして使いたい

といった場面で、実際の通信を見ながら理解を深めることができます。

5. デバイスファームウェア開発との並行検証

アプリと BLE デバイス(ファームウェア)を同時に開発している場合、

CB Interaction Viewer を使うことで アプリ側・デバイス側のどちらに問題があるかを切り分けやすくなります。

  • 書き込みデータが正しく送信されているか
  • 通知が想定通りのタイミングで届いているか
  • プロトコル設計が正しく機能しているか

といった点を可視化しながら確認でき、開発全体の品質向上に貢献します。